正社員に就職したいシングルマザー必見【転職活動の注意点を総まとめ】

「シングルマザーとしてやっていくには、今のお金では苦しい・・」
25歳の当時、夫の浮気が発覚して離婚するも、子連れシングルマザーとして働いてみると年収120万円・・。非正規雇用だったことも影響して、貧困状態に陥りました。
しかし、そんな私も今では年収350万円の正社員に転職できており、息子と楽しく毎日を過ごしています。なぜなら、シングルマザーにとっての正しい就職活動を行ったから。
一般的にシングルマザーのお仕事環境はとても厳しいですよね。
- 正社員として働きたいけど、子供がいても大丈夫なのか
- そもそもシングルマザーに理解のある職場が分からない
このような悩みを抱えると、正社員に就職するどころか働くことが億劫になります。そこで私は実体験を踏まえて、シンママ向けの就職活動に必要なことをまとめてみました。
子供のために、女手一つで育てていけるだけの道筋を解説させて頂きます。転職したいけど良い方法がわからないママさんのお役に立てれば幸いです。
シングルマザーが就職活動で失敗しがちな問題と注意点3つ
まずはシングルマザーが就職活動で失敗しがちな問題を挙げてみます。私も当時は気づかなかったことで、今になってこうやってブログとして書けるんですけどね(汗)
シングルマザーとして急いで就職しないといけないのに、なかなか上手くいかないのには理由があります。
志望動機が薄っぺらい
"シンママあるある"なのですが、子供を育てるための手段と割り切って就活をしないで下さい。「どこでも採用されるならいいや」と適当な職探しをしがちです。
こういった状況になると、志望動機などが雑になってしまい、面接官が「薄っぺらい志望者だな」と感じるようになるのです。
急いで仕事を探さないといけないお気持ちは分かりますが、せめて企業の公式サイトを見るなどして、「就職したい理由」を伝えましょう。
企業は、人材のやる気を見ているため、シングルマザーだろうと、仕事に興味があって応募してきた人を雑に扱うことはありません。
逆にどんな人でも、志望動機が不明確なら「ただ働く場所に困っている人」と思われるだけ。志望理由は明確にして、しっかり伝えられるように意識してください。
面接で話す内容が子供のことばかり
面接はシングルマザーに取って重要ですよね。自分の置かれている環境を理解してもらい、時には子供のために会社を休む必要が出てきます。
私は子どもが病弱だったので、小さい間はそれはそれは心配でした。母親として出来る限りのことをしてやりたいのは、本能的にも仕方がないことだと思います。
ただし、会社面接で「我が子!我が子!」という姿勢で話を進めるのは問題です。会社側に理解されるために話していることが、逆に独りよがりに聞こえては勿体ない。
まずは仕事に対する面接内容を重視して、企業側から要望や質問を聞かれたら、シングルマザーとして子供の面倒を見る必要があると伝えましょう。
シングルマザーに理解の無い企業ばかりに応募する
残念ながら、シングルマザーに理解の無い企業は存在します。私も面接に行くと、明らかにがっかりされていたことがありました。
シングルマザーと伝えるだけで、会社によっては「子育てを優先させたいんでしょ?」と受け取るんですね。
しかし、これは応募する企業を見分ける力が求職女性に無いからです。私もかれこれ6回の転職で分かった事ですが。シングルマザーへの理解は、企業ごとに天地の差が生まれるほど違いがでます。
こういった問題を避けるためにも、企業情報に詳しい人に話を聞くなど、まずはシングルマザーに理解のあるところで仕事を探すべきです。
求人アドバイザーなど企業の内部事情に詳しい人にサポートを受けると、こういった間違いは起こりにくくなります。
シングルマザーが正社員に就職しやすい仕事の探し方
シングルマザーであっても、正社員として就職することは可能です。ただし、正社員として働くための仕事の探し方を知っておく必要があります。
シンママサークルで話を聞いていると、これまで転職経験もなく、結婚しているため仕事の探し方をほとんど知らない方も多くいます。少しでも就職しやすい場所で、仕事を探すコツを身に付けましょう。
女性の比率が多い職場は断然有利
職場の男女比率は気にした方が良いです。私の経験上、やはり女性は女性の味方をしてくれます。男女平等社会とは言え、理解してくれるのは女性たち。
例えば、子供の病気や、行事を優先するのは、子供がいる女性なら理解してくれるんですね。そのため、「子供のためなら時間を取ってあげなさい」と対応してくれる女性がどの職場でも出てきやすいです。
男性だとこれは理解されないかもしれませんが・・。極論ですが、男性しかいない職場に女性一人だと、子育ての配慮を求めるのは難しいと言えるでしょう。
子供を育てた女性はもちろん、これから育てる若い世代の女性からも助けを借りたいところです。
勤務時間がキッチリしている職場を判断する
勤務時間は気にしておいた方がいいです。業種によって、定時で終わるかどうかは変わってきますが、大まかに知っておいて損はありません。
もちろん、「残業がある仕事は避けろ」といった意味だけでお伝えしていません。仮に残業があっても、勤務時間がキッチリしていると帰りやすいのです。
残業は無いに越したことはありませんが、仮に残業をすることになっても時間の目途がついているかは事前に把握しておくべき。
定時で終わるはずが、いつ終わるか分からない残業に付き合わされると、子供を預けている場合などは厳しいですからね。面接で、勤務時間は質問するようにしましょう。
女性のライフワークバランスを考えている
女性のライフワークバランスを考えてくれているかは重要です。仕事と家庭の両立は、男性に比べて女性はまだまだハード。
離婚に関係なく仕事が終わっても、やることの多い女性はいくらでもいます。そのため、女性目線で働くことの大変さを考えてくれるところで仕事を探す必要があります。
こちらは、企業の考え方や方針も関わるので直接聞いてみないと、分からないところはあります。もし聞きにくければ、求人サイトでアドバイザーを通して聞いてみると話は早いです。
「男性と女性の働き方は違う」という認識がある会社ほど、結果的にこちらの要望や融通して欲しい事を聞いてくれますよ。
なぜ求人アドバイザーはシングルマザー就職に強いのか
一人で就職活動を進める自信のない女性は、求人アドバイザーに助けてもらう方法があります。
ここでは、シングルマザーの就職になぜ求人アドバイザーが強いのかという視点で解説していきます。
個々の家庭事情をヒアリングして仕事を紹介している
シングルマザーと言っても、個々の家庭事情があります。完全にワンオペ状態のシンママもいれば、両親の支援がある方もいたりと状況は様々。
そのため、求人アドバイザーにこちらの事情を伝えた上で、マッチングできる企業があるかを探してもらうといいです。
ヒアリングの中で、家庭との両立に必要なポイントを伝えておけば、こっちが悩む時間も減らせるので便利。
会社別にどういう家庭状況までならサポートできるのかを知っているので、シングルマザーに取って求人アドバイザーは強みになると言えます。
企業側と労働条件を交渉してくれる
シングルマザーに取ってしんどいのは、個々で就職活動をしていると、労働条件の交渉が難しい点です。仮に子供のことでも、要求するのは抵抗がありますよね。
「要望を出す人材は不採用にされるかもしれない」と不安になるのは避けたいところ。その点で、求人アドバイザーは労働条件の交渉を代行してくれるので助かります。
子供のお迎えや、病気に罹った場合に休む話など、企業と求職者の条件をマッチングさせてくれるんですね。交渉を持ち掛けるのではなく、あくまで代行質問してもらう感覚。
こういった第三者を入れることで、柔らかい伝え方が企業に届くので、ギクシャクせずに仕事探しをすることが可能となります。
非正規から正社員へのキャリアプランも計画してもらえる
シングルマザーに取って、ずっと非正規雇用で働くことは不安の原因になります。心の安定にも正社員雇用は必要不可欠。
そこで重要なのは、キャリアプランを計画してもらった上で働くことです。
最初は、どこも試用期間という非正規雇用から始まりますが、「正社員登用の条件」を求人アドバイザーに聞いておくのです。
非正規から正社員に繋がる道が見えれば、行動が前向きになりますよね。非正規で入ったけど、正社員登用してもらえないといったトラブルは避けたい話。
正社員にしてくれる職場を前提に探して、その後のサポートに向けた取り組みも求人アドバイザーは背負ってくれます。
【参考】シングルマザーが選ぶ!正社員として就職しやすい求人サイトまとめ
最後に、正社員として就職しやすい求人サイトをまとめます。今回述べて来たポイントを抑えている求人サイトなので参考にして頂ければと思います(*´ω`人)
シングルマザー向け情報として、転職サイトをレビュー♪私が実際に利用したところや、シンママ仲間が使っていたサイトをまとめました。
いちばん最近利用したところなので私情も重なるのですが。7度目の転職に使ったDODAです。ひと昔前だと男性向けエージェントだったのですが、今は「ウーマンキャリア」といった女性専用コーナーもあり安心。
ここで仕事を決めた時は、息子も小4とそれなりに手がかからない状態になったのも大きいですね。助かったのはしっかりコンサルタントさんが、定時上がりの仕事を教えてくれたことです( ´ ▽ ` )
下請けながら大手企業の事務を見つけられてよかったなと。どうしてもシンママはお給料不満が出がちなので、ボーナス込みではあるものの年収300万ギリギリあることには感謝。
ひとつデメリットとして、フルタイム前提が多いので、小学校に上がるなり手のかからないお子さんを持つシンママさんにだけおすすめとなります。
私が仕事に就くことができたという点なら「はたらこねっと」さんも同じく助けてもらいました。
使ってみると分かるのですが、サイトの見やすさや、女性目線で見る総合的な利用しやすさが他サイトに比べて感じがいい ( ´ ▽ ` )
女性をサポートしてくれるところや、働く女性の応援求人もわかりやすく扱っていたりとオススメ(*´Д`*)
私もそうですが、シングルマザーの方が働きづらさを感じた時に、前へと押してくれる人がいると全然ちがうんですよね。女性向けキャリアカウンセラーさんがいたりと、印象が凄く良かったなと今でも思います。
リクナビは仕事量に関してはハンパ無いくらいに多く扱われています。結局のところ、リクナビさんみたいな大手には多様な仕事が集まりますね。
なんでもそうですが、大きいところにいけば、取り扱われている商品が多いのと同じ。リクナビさんを見ておけば、なんとなくでも働けそうな仕事が見つかるのはメリットでしょう。
大手の転職サイトなので「男性向けかな?」と思わされるのですが、リクナビは働く女子の応援システムもしっかりしています。
割合的に見ると男性向けではありますが、女性へのサポートのある会社が見つかるならここもアリでしょう。
デメリットはアドバイザー不在な点。一人でガンガン仕事を探せる女性は使うといいですよ。
